- 電子で受信したFAXを紙に出さずに手書きしたい
- FAX返信まで完全ペーパーレスでコスト削減したい
こうした悩みを持っている人向けに、「手書きできるインターネットFAX」をまとめました。
ただ、やはり紙に出して手書きする場合と比べて使いずらい場合も。
そこで各インターネットFAXごとに、できること・操作感を実際の画面を使って解説しました。
いちいち紙に出さなくても手書き編集で返信までできるので、完全ペーパーレスの実現、さらにコスト削減や業務効率アップも期待できます。
手書きが使えるインターネットFAX
受信したFAXに手書きができるインターネットFAXは次の3つです。
それぞれの手書き編集画面を画像付きで紹介します。
メッセージプラス
FAX閲覧画面で「手書き編集」をクリックすると手書き編集画面が開きます。
手書き編集画面では手書きで自由に書き込みができます。
- プレビュー
- 手書きしたFAXを確認できます
- 戻る
- ひとつ前の状態に戻ります
- 進む
- ひとつ後の状態に進みます
- 線の太さ
- 線の太さを1~20まで選べます
- モード
- ペンで手書きするか、スクロールするかを選べます
手書きしたFAXを返信、転送、保存することもできます。
- 返信
- 手書きしたFAXを送信元に返信します
- 宛先が自動的に入力、手書きFAXが自動的に添付されます
- 転送
- 手書きしたFAXを別の宛先に転送します
- 手書きFAXが自動的に添付されます
- 保存
- 手書きしたFAXをPNG形式で保存します
- 手書き(フリーハンド)の使い勝手はNo.1
- 「戻る」「進む」が便利
- 手書きしたFAXをそのまま返信・転送できる
- スタンプ機能はなし
MOVFAX
受信FAX一覧画面で「返信」をクリックすると手書き編集画面が開きます。
MOVFAXでは手書き(鉛筆)の他にいろいろな編集機能が使えます。
- 文字
- テキストボックスを追加し、テキスト入力ができます
- フォントやテキストサイズ、色が変更できます
- 画像
- 画像の貼り付けができます
- 消しゴム
- 選択した範囲を白く塗りつぶします
- 鉛筆
- フリーハンド(手書き)入力ができます
- 線の太さや色は毎回選択する必要があります
- 四角・丸・チェック・線引・矢印
- 各図形を描画します
- 移動・削除・追加
- ページの移動・削除・追加ができます
- 回転(右・左)
- ページの回転ができます
- スタンプ
- 登録したスタンプの貼り付けができます
手書きしたFAXを返信、保存、印刷することもできます。
- 返信
- 手書きしたFAXを返信します
- 宛先は再度入力する必要があります
- ダウンロード
- 手書きしたFAXをPDF形式で保存します
- 印刷
- 手書きしたFAXを印刷します
- 手書きの他にテキスト入力や図形などいろいろな編集ができる
- 自分で登録したスタンプを貼り付けできる
- 手書きしたFAXをそのまま返信できる
- 手書きで線の太さや色を毎回選択するのが面倒
- 「戻る」「進む」がないのが不便
eFax
eFaxでは手書き(フリーハンド)入力はできませんが、テキストやスタンプを貼り付けることが可能です。
受信FAX一覧画面で「署名」をクリックすると署名編集画面が開きます。
テキストや登録済みのスタンプを貼り付けできます。
- テキスト
- テキストボックスを追加し、テキスト入力ができます
- フォントやテキストサイズ、色は変更できません
- Image Library
- 登録したスタンプの貼り付けができます
編集したFAXを転送、保存することもできます。
- 保存
- 編集したFAXを「署名付き書類」フォルダに保存します
- Eメール
- 編集したFAXをEメールで転送します
- ファックス
- 編集したFAXを返信します
- 宛先は再度入力する必要があります
- 自分で登録したスタンプを貼り付けできる
- 手書きしたFAXをそのまま返信できる(メール転送も)
- 手書き(フリーハンド)入力はできない
- 「戻る」「進む」がないのが不便
【番外編】インターネットFAXの手書き機能を使わずに編集する方法
ここまではインターネットFAXの手書き機能を解説してきました。
しかし、手書き機能を使わずに受信FAXを編集する方法もあります。
インターネットFAXは基本的にPDFファイルでFAXを受信するので、PDFが編集できれば手書き機能に頼らなくてもOKな訳です。
有償のAcrobatを使う
有償のAcrobatを使えば、PDFに自由に書き込みができます。
テキスト追加はもちろん、フリーハンドでの手書きもOKです。
無償のAcrobat Readerを使う
無償のAcrobat Readerでは、編集できる範囲が限られます。
(無償)Acrobat Reader | (有償)Acrobat Pro DC | |
---|---|---|
PDFの閲覧 | ||
注釈の追加 | ||
印刷 | ||
署名 | 利用回数制限あり | |
編集 | ||
変換 | ||
セキュリティ設定 |
しかし、実は手書きやテキスト入力、図形まで無償のAcrobat Readerでも可能なのです。
これだけの編集ができれば、あとは通常通りインターネットFAXで送信すればOK。
- 受信FAX(PDF)を保存
- Acrobat Readerで手書き
- インターネットFAXで送信
少しだけ手順は多くなりますが、無償で対応できるのでぜひお試しください。
まとめ:FAXへの手書きならメッセージプラス、テキストや図形貼り付けはMOVFAX
メッセージプラス | 手書き(フリーハンド)の使い勝手はNo.1 「戻る」「進む」が便利 手書きしたFAXをそのまま返信・転送できる スタンプ機能はなし |
MOVFAX | 手書きの他にテキスト入力や図形などいろいろな編集ができる 自分で登録したスタンプを貼り付けできる 手書きしたFAXをそのまま返信できる 手書きで線の太さや色を毎回選択するのが面倒 「戻る」「進む」がないのが不便 |
eFax | 自分で登録したスタンプを貼り付けできる 手書きしたFAXをそのまま返信できる(メール転送も) 手書き(フリーハンド)入力はできない 「戻る」「進む」がないのが不便 |
FAXに手書き(フリーハンド)したいならメッセージプラスが一番オススメです。
手書きはどうしてもやり直しが多くなりますが、「戻る」「進む」が使えるのはメッセージプラスだけ。
手書きの効率が格段に上がります。
手書き(フリーハンド)の他にテキストや図形を貼り付けたいならMOVFAXを使いましょう。
消しゴムで見せたくない箇所を消したり、スタンプや線引きなど何でもできます。
また、メッセージプラスはアプリがあるので、スマホからも手書きしやすいのがポイントです。
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